オリエンタル急行殺人事件

tsutaya百選に選ばれていた一品。
タイトル位は聞いた事があり、またサスペンスが好きなためレンタル。

物語としては、タイトルのまんまで列車の中で人が殺される。それを名探偵ポワロ(全然気がつかなかったけど、アルバートフィニーが演じる)が難解な事件に挑むというもの。
名探偵、難解な事件という面白くなりそうな要素が満載だが、実際観た感想はいまいちだった。なぜかを考えてみた。

1.名探偵の思考回路が見えない&うざキャラ
2.どきどきするような悪役が出てこない。

1.名探偵の思考回路が見えないというのは、例えば被疑者へ事情聴取した際、ヒントをえたりする。このヒントをもとに、この人が犯人ではないかという推理し、考えている部分を観客に見せる。(名探偵コナ○は、それを実践している。)そうすることで、「なるほど。この人が犯人かも」と探偵と観客が同じ方向へ向かって事件を一緒に解決したいという意欲がでる。が、この映画にはそれがないため、その面においては燃えない。

2.また、謎解きをして行く上で、それを阻むような悪役が出てこないので、意外と簡単に事情聴取できてしまい、観ていて探偵が事件の真相に迫ったときに、ひょっとしたら悪役に教われて殺されてしまうかもしれないというハラハラ感がない。

少し期待していたために、残念だった。

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